四、はく検電器A君ははく検電器を用いて以下の手順で実験を行った。これについて後の問いに答えよ。 @毛皮でこすった塩化ビニル棒をマイナスに帯電した物体に近づけたところ、物体は塩化ビニル棒と反発した。 A次にはくが閉じているはく検電器にこの塩化ビニル棒を近づけたところ、はくが開いた。 Bそれから塩化ビニル棒を近づけた状態ではく検電器の金属部分に手を触れると、はくが閉じた。 C最後に塩化ビニル棒をはく検電器から遠ざけ、絹布でこすったアクリル棒をこの状態のはく検電器に近づけた。 問1 @のとき、塩化ビニル棒と物体の間にはたらいた静電気力の名前を答えよ。また、このことから何が言えるのか、次の文章の空欄を埋めよ。 塩化ビニル棒が( )に帯電していたということ。 問2 Aではくが開いたのはなぜか。『同種の電荷』、『異種の電荷』という言葉を用いて具体的に説明せよ。 問3 Bのようになるのははくを開かせていた電気がどうなったためか。『はくを開かせていた電気が』という書き出しで簡潔に説明せよ。 問4 Cの波線部に『この状態』とあるが、どのような状態なのか。このときのはく検電器の状態として最も適切なものを(ア)〜(エ)から選んで記号で答えよ。 問5 Cの処理の結果、はく検電器のはくはどうなったか。はくの変化について次の文章の空欄(A)〜(E)に当てはまるものとして、最も適当なものを次の語群から選べ。 『はくの表面に集まった( A )の電気が、近づけたアクリル棒の( B )の電気と( C )て( D )に移動し、その結果はくが( E )。』 【語群】 プラス マイナス 引き合っ 反発し はく検電器の上部 はく 空気中 開いた 閉じた 開いてから閉じた いったん閉じてまた開いた 変化しなかった 問6 Cによってアクリル棒はプラスとマイナスのどちらに帯電していたといえるか。 解答 問1 斥力 マイナス(負) 問2 (例)表面に塩化ビニル棒と異種の電気が、はくに同種の電気がそれぞれ集まったため。 問3 (例)(はくを開かせていた電気が)手を伝って逃げていったため。 問4 ア 問5 A:プラス B:プラス C:反発し D:はく E:開いた 問6 プラス →『学習編 第三回〜静電気力』、『学習編 第五回〜静電誘導』 |