マリー・アントワネット

Marie Antoinette




彼女の出生などについては『物語』で詳しく取り扱っていますので、こちらを参照ください。
ここではマリーの性格がわかる彼女らしいエピソードを載せています。

マリー・アントワネットといえばお金を湯水のように使うといったイメージでしょう。
しかし、フランスの財政が傾いたのは戦争が第一の原因でありマリー・アントワネットのした 浪費だけではなっかったということを忘れないでください。
そうはいっても、莫大な国庫を使ったという事実はあります。
例えば、衣服は一年に170着以上ものドレスを着たり、プチ・アノンという小さな離宮を改修。 他にも賭博、取り巻きに渡す取り巻き費などに使ったといわれています。 賭博は特にトランプ賭博が好きでしたが、人のいい彼女はいかさまにひっかかり王妃用の手当てを使っても払えきれず国王が自分の財産かた支払いました。

困った浪費癖ではありますが、マリー・アントワネットにも理由があります。
マリー・アントワネットの夫であるルイ16世は身体的欠陥から二人は長い間夫婦の結びつきがありませんでした。簡単な外科手術で治るといわれたのにも関わらずルイ16世は手術を受けずマリー・アントワネットはこの事でずいぶん悩みました。
その寂しさや悲しさがを紛らわすために賭博や遊興をやっていたというのが一番有名な話です。 そして、マリー・アントワネットに初めての子供が産まれてからは賭博をやめ、浪費癖はぴたっとなくなったそうです。
延臣たちに操られ改革派の失脚に一役買ったりはしましたが、子供に愛情を惜しみなく与える母親となりました。 しかし、1789年長男ルイ・ジョゼフが死んでしまいます。これによって、マリーアントワネットの浪費癖が再発します。
さて、ここまではマリー・アントワネットの浪費癖について書きましたが、もう一つ彼女は他の 王妃達とは違う一面がありました。
それは、オーストリア育ちのマリー・アントワネットはお風呂好きだったということです。
しかし、私達が毎日入っているお風呂とはまるで違います。
朝になると、王妃の部屋にスリッパ型のお風呂が運びこまれ、ガウンを着たまま浴槽に入り 蓋の上に置かれた朝食をとるといったものです。 その時マリー・アントワネットは、朝食をとる以外のことはしません。後は、すべて女官達が水気をとったり、服をきせたりしてくれます。 私達の入浴スタイルとはだいぶ異なりますが、入浴という習慣自体が当時異例なものだったので これもマリー・アントワネットのこだわりだっとのかもしれません。