ルイ16世

Louis XVI de France



ルイ16世【Louis】

1754〜93
ブルボン朝第5代フランス王(在位1774〜92) ルイ15世の孫。
兄が肺結核で死亡し、父の死によりフランス王太子となった。

結婚

長年敵対関係だったブルボン家(フランス王家)とハプスブルク家(オーストリア王家)の和議を結ぶため、マリア=テレジアの末娘マリー=アントワネットとルイ16世の兄,ブルゴーニュ公ルイ・ジョゼフとの間に政略結婚が計画されていたが、兄が死去ねより、ルイ15世からマリア・テレジアへ婚約文書が送られた。1770年5月16日、ヴェルサイユ宮殿にて王太子ルイ・オーギュストとマリア・アントーニアの結婚式が挙行された。
マリーと出会ったのは16歳のころ。狩と機械いじりが好きで部屋に篭りがちな風変わりな王子でいたが、そんな彼にマリーは親しみを感じたようです。

即位後

戴冠式は1775年ランスのノートルダム大聖堂で行なわれた。
1775年5月、パリで食糧危機に対する暴動が起き、ヴェルサイユ宮殿にも8千人の群集が押し寄せた。この際、国王はバルコニーに姿を現し、民衆の不満に答える。
政治的能力に乏しく、ヴァレンヌ逃亡事件で国民の信頼を失った。財政問題のゆきづまり三部会の招集を認めたが、政治的に無策で、革命の勃発・進行・激化に対応できずに廃位、処刑された。