流しびな

『流しびな』とは、ひな祭りの時鳥取地方で行われている行事です。
『流しびな』は、今から500年前の室町時代の人々が、農作業を始める時期(=春)に今までの厄を人形に込め、
川や海に流していたことが始まりです。
しかし、時代が流れるにつれ、『流しびな』は段々と廃れていってしまいました。
さらに時代は流れ1962年(昭和37年)、それまで農村で細々と行われていた『流しびな』を鳥取地方は歴史的な行事として観光事業に復活させました。

 

現在の『流しびな』のやり方
ひな祭りまでの間飾っていた小さな紙びなを、ひな祭りの日の夕方に川へ持って行き、
わらで包んだ供物と一緒に『さんだわら(←わらで編んだ丸いフタ)』に乗せて流す…というものです。

 

*補足*

『厄』というのは、そもそも自分が犯した罪や、身の穢れ(けがれ)のこと。
それを川の流れに乗せて遠くへ流すことで家族の幸せを願っていました。
確かに海にまで厄が流れてしまえば、戻って来なさそうですよね。