ご存知の通り私たちの地球は水の惑星です。
宇宙から見た地球は生命の蒼に満ち溢れています。
しかし、イコール水がたくさんある。・・・、とはいきません。
地球上の水のうち、約97.5%が海水です。
残りの2.5%のうち、約70%が極地の氷や、氷河です。
そして約30%は地下水となり、これらは人間は使えません。
―え、全部?
そう思った方も多いでしょう。
実は、地表を循環している淡水は、全体の、0.0001%となります。
そのわずかな量が、私たちにっとっての生存不可欠な水なのです。
また、もともと人が生活するのに必要な水の量はそれほど多くはありません。
加えて深刻なのが、水質汚染です。
一度汚れてしまった水は、特殊な処理を施さない限り、再利用することができません。
その処理場も、限られた国、地域にしかないものです。
水質汚染によって、人の使える水の量が圧迫されつつあるのも大きな事実です。
不自由なく水を使用できる人口が下に分かれた円です。
対してなんらかの不自由、もしくは著しく制限されている人口の割合が上半分。
ご覧の通り、世界人口のおよそ7割―約45億人もの人々が水不足で悩んでいることが分かると思います。
この統計は2008年のもの、もっと多いと考えるのが普通でしょう。
すでに水不足の問題は、深刻な状況になっていることが分かります。
人が使える水は、限られている。その量、地球全体の0.0001%。水を、有限な資源であるということを意識しなくてはならない。慨に45億人もの人々が水不足に悩んでいる。 |