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チャド

水不足

チャド湖はチャドの西端にある、チャド、ニジェール、ナイジェリア、カメルーンの4国にふくまれる国際湖です。
昔、この湖はアフリカ大陸第4位、世界第6位の大湖でしたが、現在ではその大きさは40年で20分の1になってしまいました。
その大きな原因は干ばつ、過放牧、そして大規模な灌漑計画です。
1960年ごろ、チャドは人口急増に対応するため大規模な灌漑を行ったが、流入量の減少で湖の水位が低くなりすぎ、水がとれなくなり中止されました。
漁場も小さくなり、家畜の餌場も後退。
餌場を巡る争いや、漁民の争いが絶えず、ヤリを手にした殺し合いも起きているほどです。
現在の湖の水深は1.5mであり、このままでは21世紀中に消滅すると言われています。

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