近年、世界遺産でもあるエジプトのスフィンクスやピラミッドが酸性雨の影響で消滅しつつあります。
酸性雨の原因は、カイロの自動車の排気ガスや工場の排煙。
降水量は少ないが雨の酸性が非常に強く、また、スフィンクスやピラミッドは石灰石でできているので酸性雨に弱くなっています。
スフィンクスは、首が落ちそう、という危機的な状況まで行き、エジプト政府は7年かけて修復しましたが、鼻はそぎ落ち、現在もその危険な状況にさらされています。
何千年もの間守られてきた貴重な遺跡が、この100年足らず崩壊の危機にまで追いやられてしまったのです。