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ニジェール

水不足

チャド湖はニジェールの南東端にある国際湖です。
昔は世界第6位の大湖でしたが、過放牧や、大規模な灌漑で、現在ではその大きさは40年で20分の1になってしまいました。

漁場の縮小や、家畜の餌場の後退で人同士の争いも起きています。
現在の湖の水深は1.5mと、歩いてわたれるほどまで下がってしまい、このままでは21世紀中に消滅すると言われています。

ニジェールは国土の3分の2が砂漠で、近年より砂漠化が激しくなっている。
また、しばしば干ばつもおき、97年には干ばつで水不足・食糧不足がおき、国民の4分の1が飢餓の危機にさらされました。

灌漑設備が整っておらず水源も乏しいため、雨などの水に頼る農業が中心。
そのため、収穫量は干ばつなどの天災に大きく左右されてしまいます。
しかし、政府の砂漠化へのしっかりした対策や、アフリカで3番目に大きいニジェール川などの存在から、
厳しい状況には変わりないですが、他のアフリカ諸国に比べて回復の兆しにあります。

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