ウガンダを含む東アフリカは今、過去10年間で最悪の干ばつに見舞われています。
2003年からはまとまった雨がほとんど降っておらず、
この干ばつで何千万もの人々が貧困や飢餓に苦しみ、
何十万頭もの家畜が死にました。
これだけでも大変な非常事態。
しかし問題はこれだけではないのです。
なんと今度は大洪水が起きる可能性が出てきたのです。
2009年、10月に発表された、国連人道問題調整部(OCHA)の予測によれば、
今後数ヶ月のうちに東アフリカ一帯に大雨が降る可能性があるとのこと。
これは非常に危険な状況です。
アフリカの土壌は風化が進んでいて土の粒がとても細かく、
雨水が地の中にしみ込まないため、洪水がおきやすい。
つまり、大雨が降れば牧草がよみがえるどころか、
洪水に見舞われ、土地が侵食されてしまうのです。
洪水は建物の浸水、農作物の破壊などだけではなく、
洪水が引いた後の水は汚染されており、
水不足、伝染病の蔓延なども引き起こしてしまいます。