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中国

水不足

中国の7大河川の汚染はかなり深刻で、最大で8億人に影響している。
水が豊富というイメージがあるが、日本の平均降水量が1750ミリとくらべ中国北部は、750ミリ以下と少なくなっている。
中国北部は国内農地の75パーセントが集中しているにもかかわらず南部に比べ水が不足しており、水の確保に苦労しています。
 

酸性雨

中国最大の大仏楽山大仏>が酸性の被害を受けています。
この大仏は、文化遺産と自然遺産の複合遺産としてユネスコの世界遺産に登録されている。

しかし現在、鼻は黒ずみ、顔や体には、水筋が黒く残るなどの激しい損傷を受けている。
楽山大仏の補修は、2001年にも行われており、日本円にして38億円相当の規模の工事がなされました。

また、西南地方では、モミやマツへの被害があります。
2008年の北京五輪の時に話題になりましたね。
中国の大気汚染は、平均10%の経済成長の裏で、汚染物質の排出を抑えきれずに増加し処理技術の未発達と増加が原因で、降雨量の9割が酸性雨と報告されました。
2009年の3月では、なんと降雨量の100%が酸性雨で平均PHが3.8と高い酸性度と事態は深刻です。

コラム

環境汚染による影響を極力抑えるため、2003年以降、遺跡周辺から住民数千人を移住させました。
また、火力発電所や小規模な工場などを移転させました。

水質汚染

中国の水質汚染は特に深刻で「水があるところに汚染あり」といわれている。
2009年には湖が一面藻に覆われるという事態が相次いで起き、大量の魚が死滅しました。
原因は、洗剤や肥料の主要成分である窒素を、高濃度で含んでいる未処理の下水が流れ込んでいるためです。

日本と中国が面している日本海には、2007年に投げれ込んだ汚水が40億トンを超え汚染面積は4年間で、約3倍になっている。
このことは、日本の漁業にも関係あり この20年間で、30種類の生物が絶滅したといわれています。

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