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日本

水不足

日本はアジアモンスーン地域に属しており、年間平均降水量は1700ミリで世界平均の約2倍です。
一見水が豊富そうにみえますがしかし地域によっては、深刻な不足があります。

例えば、1000万人が暮らす東京では、水の確保は大きな問題で、2007年6月頃には、降水量が少なかったために貯水状況は一時的に最低になった。
東京都の水道水の8割は利根川荒川系から供給され、群馬県の降水状況に左右されます。

また団塊世代の大量退職によって水道局の現場技術力の低下で水不足にかかわってくると予想されています。

酸性雨

日本の酸性雨の原因の大半は中国からくるものです。
日本では、10年前から酸性雨の被害で木が枯れたり、川や湖沼の魚が卵を産まなくなったり コンクリートが白くなったり 銅像が青くさびることが報告され います。
人体への被害はありませんが、目に入るとチカチカすることがあるそうです。

コラム


黄砂はアルカリ性で酸性雨の原因物質を吸着し中和するはたらきがあります。
また黄砂には、リンやカルシウムの無機養分が付着しています。
これは、海に落ちると、その栄養で植物プランクトンが増え、餌にしている魚も増え、海が豊かになるともいわれています。

水質汚染

日本の水汚染が激化したのは高度経成長期以降のことです。
1950年代から有明海で水俣病1960年代の神岡鉱山下流でイタイイタイ病 と水にかかわる公害が発生しました。
のちに、1970年の国会で多くの法令によってようやく規制が開始されたことや、国民の環境意識の変化などで、河川の環境が向上された。

  現在の水質汚染の原因の7割が家庭からの汚染源になっています。
生活排水の対策は、2005年の浄化槽法改正されましたが、一般家庭からの環境意識が伴わなければ効果は期待できないと思われます。

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