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ツバル

海面上昇

海面上昇での被害はまず砂浜にきてしまいます。
暖かい地方では砂浜などには波を防ぐためのヤシの木などがあります。
しかし実際、平均海抜が1mしかないツバルではその波に強いヤシですら押し寄せられ、どんどん砂浜が小さくなっているのです。
そしてこのヤシがなくなってしまえば海岸線はどんどんせまってきて遂には近くのコンクリートさえ食い込んで道を分断してしまうほどです。

事実、ここ最近、その被害を受けるケースが多くなっています。
ツバルはもともとサンゴ礁でできた島なので海面上昇につれて海水が島の土壌にしみ井戸水が飲めなくなり、ひどいときには家などが浸水してしまうほどの海水が島を覆ってしまいます。
そんな被害が出てもツバルの住人は、「生まれ育ったこの地で暮らしたい」と移住を否定しています。

スバルの収入のほとんどが農業や漁業といった第一次産業であり、このような環境の被害が直接に関わってきます。
そのため対策に当てる資金は少なく海外の援助を求めるしかありません。
もとはといえばこのようなことになった原因はそんな海外の温暖化ガス排出国なのですから援助するのは当たり前のことなのです。

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