コラム 〜エメラルド版〜

 エメラルド板とは、ヘルメス文章と呼ばれる書籍群の中でも最も有名な文章の一つである。伝説では、この文章はヘルメス神がその手でエメラルドの板に書き込み、ヘルメス神の墓所から発見されたとされる。
 内容はヘルメス思想の基本理念を述べており、ヘルメス思想の聖典的な扱いを受けている。原典は四世紀以前にギリシア語で書かれた物と推測されているが、確実な事は分かっていない。また、これはギリシア語からアラビア語、そこからまたギリシア語に訳されており、訳した人も一人ではない。その為日本語訳だと非常に多くの訳文が存在する。
 内容の解釈は星の数ほど存在し、十三文構成説や十文構成説など、文章構成からして議論の余地がある。
 このサイトで紹介する日本語訳は、多くの訳文を見比べまとめた物である。なお、分りやすくするために十五文構成とする。
 エメラルド板の全文は こちら で紹介(新しいページで開きます)