このページを見てくださった皆様へ



このページをご覧いただき、ありがとうございます。

手話ページ担当の愛海です。

このページのストーリは実話をもとに、多分に脚色を加え、このようなストーリーに仕上げました。
このページは、本来、手話について紹介するページでありますが、私は"手話"というものを皆さんに知っていただく前に、"聴覚障がい者、聾者"について、知ってもらいたく思い、"聴覚障がい"について詳しく書いてきたつもりです。

私は、健聴者です。
なので、私の知っていることには限りはあります。
しかし、私の知っていることを、最大限にここに表したつもりです。

私には、聾者の友人がいます。
小学校の6年間、同じクラスで時間を過ごしてきました。
小学校の生活というのは、あっという間でしたが、やはり、6年という月日は長いもので、彼女や他の友人とも様々な思い出を作り、子供ながら、お互いに色々なことを学んだものでした。
私は、彼女ともっと仲良くなり、もっとたくさんの話ができるように、もっと彼女の支えになれるように、手話を覚えていきました。

彼女の周りには、彼女と仲良くなりたいと思っている人たちばかりではありません。
色々な人が集まっているクラス、学校です。
彼女とあまり関わらないようにと努めるクラスメイトもいました。
「ガイジ」という言葉が流行り、意味もわからず使う生徒たちが増え、問題になったこともありました。
他のクラスや他学年から、好奇の目で見られたり、陰口のような事を言われたこともありました。
彼女は耳が聞こえないので、うまくしゃべることができません。そのしゃべり方を、彼女を馬鹿にしたように真似る生徒もいました。

私は、そういう人のことは許せません。

しかし、そのようなことをする人も、みんながみんな、悪気があってやっているわけではないということもわかっています。
彼女のことをよく知らないがゆえ、聾者について知らないがゆえにやってしまうことなのだと思います。

私は、彼女からたくさんのことを学びました。
それを、たくさんの人に伝えることが、彼女への恩返しであると思っています。
私はこれからも、手話を使って聾者の手助けをしたり、手話を少しでも多くの人に広めたり、聾者について知ってもらえるように、努めていきたいと思います。

皆さんが、このページを見てくださったことで、少しでも、ほんの少しでも、彼女たち聾者の事を理解することができたと思っていただけると、すごくうれしいです。



彼女たちは、ほんの少しの心の支えを、必要としています。
好奇の目ではなく温かいまなざしを、陰口ではなくほんの少しの理解を待っているのです。




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