ビタミンB1
・特徴
ビタミンB1は水溶性なので多量にとった場合体外に排出され、とりだめはできない。
B1は熱に弱く、水に溶けやすいので調理によって失われやすい。
ビタミンB1は失われやすく、米を炊くときに水道水を使うと消毒用塩素によって失ってしまう。
また重曹やベーキングパウダーなどのアルカリで壊れてしまう。
・はたらき
日本人の主食であるご飯のほか、パンや砂糖など、糖質が分解されてエネルギーに変わるときに働く酵素を助けるのに必要。
脳の中枢神経や手足の末梢神経に関与していて機能を正常に保つはたらきや心臓の機能を守るはたらきも持っている。
・不足すると
糖質の分解がスムーズに行われなくなり、乳酸などの疲労物質がたまることで疲れやすくなる。
また脳や神経にとってもブドウ糖は貴重なエネルギー源なので、イライラしたり心の集中力が失われたりといった心の症状が現れがちになる。
肝臓や腎臓の機能も低下し胃腸障害などの原因になる。
以前は、ビタミンB1欠乏症の一つである脚気(かっけ=心不全や足のむくみ・しびれが起こる病気)が結核と並んで二大国民病と呼ばれていた。
その後、食糧事情が良くなるにつれてこの病気の死者が減ってきたが、最近はジャンクフードが普及したため患者も増加しているという。
・含まれているもの
肉類の中でビタミンB1が豊富なのは豚肉。
豚肉のしょうが焼きはおすすめ。

※世界で最初のビタミンの発見、抽出
1910年、日本人の鈴木梅太郎によって米ぬかからビタミンB1が抽出され、オリザニンと名付けられた。
しかし、論文を日本語で発表したため、新しい栄養素の発見が世界に伝わらず、ノーベル賞を逃した。

*鈴木梅太郎