税金の歴史

             
      
みなさんは税金の歴史のことをどれだけ知っていますか?

ここでは古代から現在に至るまでの「日本の税金の歴史」について年表にまとめてみました。ぜひご覧ください。 
 
 
 
                            
税金の歴史年表

             

飛鳥時代
538年〜
710年頃
645年に行われた公地公民というすべての土地と人民を天皇のものとする、という新しい制度が決まりました。また710年頃に完成した大宝律令で 租・調・庸 という人民に税をかける仕組みができました。
租・調・庸   とは?  …稲の収穫の3%の税。調…地方の特産物を納める税。庸…都で働くか麻の布を納める税。
奈良時代
710年〜
794年頃 
743年に墾田永年私財法という、土地を耕すことによってその土地を自分のものにできる制度が作られ土地の私有化へと変わっていきました。
平安時代
749年〜
1185年頃
寺社や荘園=土地が各地にできて人民は荘園領主という土地を共有する地方の豪族に年貢・公事(糸・布・炭・野菜など)・主役=労働で納める税を納めました。
鎌倉時代
1185年〜
1333年頃
守護(警察を中心任務とした人)や地頭(自ら荘園管理に当たった人)、荘園領主の元で経済が発達し、人民には年貢・公事・主役が課せられました。
室町時代
1336年〜
1573年頃 
今までの税の中心は年貢でしたが商業活動の発達によって商業者にも税が課せられて、町の道にもうけられた料金所では通行税が税として課せられました。    
   安土桃山時代
1573年〜
1603年頃
豊臣秀吉は太閤検地(土地調査)をし農地の面積や収穫高を調べ税ををさめさせました。当時の税率は、収穫の三分の二でした。
江戸時代
1603年〜
1863年頃
 
田畑に課税される税の中心で米などを納めたそうです。商工業者にかかる税も、運上金・冥加金という同業者に商売委の特権を認める代わりに納めました。
明治時代
 1868年〜
1912年頃
明治政府は歳入という国の収入の安定を図るため1873年頃に地租改正=租税制度の改革を実施しました。地租改正では土地の値段の3%を税とし現金で納めていました。また、所得税(給料にかかる税<この頃は給料が300円以上の人にかかりました>),法人税(会社などの組織にかかる税金)が導入されたのもこの頃です。
大正
1912年〜
1926年頃
大正時代には増税が続きました。また、このころ納税が義務になりました。
昭和
1926年〜
1989年頃
1946年頃にはに納税者が自主的に自分の給料を計算し報告して、納める申告納税制度が定められました。また1950年頃には(シャウプの勧告)により税制改革という景気にあわせて税金のルールを変えることをしました。この考えは今変わってはいません。
   シャウプの勧告  とは? 戦後の日本の経済でどういった税制をかけるか,ということについて来日した、アメリカで生まれコロンビア大学の教授であったシャウプ博士の団体らが調査を提出しました。1946年頃にはに納税者が自主的に自分の給料を計算し報告して、納める申告納税制度が定められました。
平成
1989年〜
現在 
納めなくてはいけない消費税(物を買うときにかかる税)や所得税(給料にかかる税)の導入し借金の減税などに力を入れました。また1997年には消費税が5%に2014年には8%に変わりました。また来年から10%になると言われています。