新潟県の取り組み 

  施設名   新潟県動物愛護センター
  タイトル    猫の多頭飼育対策及び譲渡推進についての普及啓発 
   取り組みの主体   新潟県 
  連携した団体   市町村、スーパー、動物病院

活動の目的、方法

 
・ 猫の引取り頭数がなかなか減少しない原因は、 不妊去勢手術をせずに無責任な餌やりを続けた結果による 多頭飼育と考え、啓発チラシ「今どきの猫の飼い方」を作成。
飼い猫は完全室内飼育が「今どきの」飼い方であり、 屋外で世話をしている 猫も含め全て不妊去勢を行い、飼い主を明示することを記載したもので、全市町村の協力を得て、回覧板等で県内全域に周知しています。

 
猫の譲渡頭数を増やすため、ホームページを活用するほか、譲渡事業の周知のため伝ポスターを作成し、多くの方の目にとまるよう宣公共施設だけでなく県内の食品スーパーや動物病院など300か所以上で掲示しています。
 
・ 猫の飼育に行き詰まった末に引取りとならないよう、「猫の飼い方教室・お悩み相談」を定期的に実施。

↓
・ 啓発チラシによって猫への関心も高まり、飼育相談窓口としての知名度も上がり、相談が増えました。飼育者本人からだけでなく、町内会役員、 民生委員や親族からの相談もあります。すでに20頭を超えるような多頭飼育に なってからの相談もありますが早期での相談も多くなっています。高齢でかつ 経済的に余裕のない方が多頭飼育をされていることが多く、近隣住民からの 苦情がかなり深刻化しているにも関わらず、長年対策が取られないまま放置され、 引取り費用の工面にも困窮しているケースが見受けられます。
これまで猫問題を抱えたままになっていた事例に行政との接点が生まれたことも効果の一つと考えています。
・ 新潟県動物愛護センターは土日祝日も開館し「いつでも飼い主募集中。 毎日が譲渡会。」というスタンスで譲渡事業を行っています。
店舗・動物病院でのポスター掲示やイベント会場でのパネル展示による 広報効果もあり、県内全域から譲渡希望者が来ています。 


「猫の飼い方教室・お悩み相談」は譲渡後のアフターフォローとしての効果も高く、参加者アンケートでの満足度も高いものになっています。

 

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