ロシアの取り組み


動物虐待防止に関する法改正


ロシアでは、動物虐待の罰則は日本の「刑法」にあたる法律で定められており、改正された主な部分はロシア連邦刑法典第245条です。

動物虐待を「暴力的若しくは金銭的動機によって動物を死傷させる行為又は当該行為を残酷な方法若しくは若年者の前で行う場合」としていたところに、新たに「痛みその他の苦痛を与えることを目的とする行為」を追加。
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動物を死傷させるに至らない場合でも動物虐待の責任を問うことが可能に。
・罰則は、8 万ルーブル若しくは収入6 か月分の罰金、義務労働(無償の社会奉仕)360 時間未満、強制労働(報酬のうち5-20%を政府が徴収)1年未満、禁固1年未満又は保護監察6か月未満のいずれかであったところ、禁固刑の刑期を最大3 年未満に延長、保護監察は廃止。

また、第245 条第2 項で集団で動物虐待を行った場合に罪が重くなるとされていたものをさらに拡大し、以下の場合に罪が重くなるように改正。


 集団、事前に共謀して参集した集団又は組織的な集団による場合   若年者の前である場合
 
 マスメディア又は情報通信網(インターネットを含む)で虐待行為を公開した場合  複数の動物を虐待した場合
   

上記にあたる場合は、10 万ルーブル以上30 万ルーブル未満若しくは収入1 年分以上2 年分未満の罰金、480 時間未満の義務労働、1 年以上2 年未満の矯正労働、5 年未満の強制労働又は3 年以上5 年未満の禁固のいずれかとのことです。

「強制労働」が一見なかなかのパワーワードですが、2011 年から導入された新たな労働刑で、5年未満の禁固刑の代わりに自宅から労働刑の執行現場に通うことが認められ、報酬の5-20%は政府が徴収する刑だそうです。



狩猟に関する法律の改正


「ロシア」動物虐待防止に関する法律の改正
2018年3月7日連邦法第54号「動物虐待の防止に関連してロシア連邦法「狩猟及び狩猟手段の保有並びにロシア連邦の個別の法令の改正について」を改正する法律」が施行され、動物虐待に相当する方法で猟犬の訓練及び調教を行うことが禁止された。

 
 猟犬は身動きが取れる環境で人が用意した餌を用いて飼育しなければならない。
 猟犬を狭い場所に閉じ込めたり、餌を与えない等の行為は禁止。
 猟犬の訓練及び調教は許可制に。政府機関で登録を行った法人又は個人企業のみが特定の施設で実施しなければならない。

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