伊勢路の和菓子
江戸時代、全国からお伊勢参りに歩いてくる人が多かった伊勢ではエネルギー補給がしやすい独特の餅文化が発展しました。
    そのため、桑名から伊勢までの参宮街道は「
餅街道」ともよばれ、個性豊かな餅菓子を楽しむことができます。


 赤福餅
赤福
     
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 白い餅をこしあんで包んだ伊勢の名物です。
 白い餅は川底の小石を、餡についた三つの筋は五十鈴川の流れを表しています。
 名前の由来は「赤心慶福」からです。


 
 
へんば餅へんばや商店
     
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 米粉を用いた独特の食感で、両面に焼き色がついて香ばしい餅でこし餡を包んでいます。
 宮川の渡しのところで馬を返したことから、「返馬餅」(へんば餅)となりました。



 
二軒茶屋餅二軒茶屋
     
              
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 こしあんがたっぷり入った薄皮の餅にきな粉をまぶしてあります。
 舟参宮する人たちの舟着場で生まれた餅です。
 毎月25日には黒砂糖を用いた餡の餅が限定販売されます。

 
 岩戸餅
岩戸屋
    
            
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 北海道産の小豆を用いたこしあんを柔らかい餅で包み、きな粉をまぶしています。
 「天の岩戸伝説」で天照大御神が天の岩戸に隠れたとき岩戸の前で天鈿女命が舞った「岩戸神楽」にちなんでいます。


 くうや観助餅
鈴木翡翠軒
    
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 もち米を完全には潰さず米粒の形を残した餅で甘さを控えたこしあんを包んでいます。

 伊勢地方では紅、白、緑の三種類を冠婚葬祭の時に用いています。



 太閤出世餅
太閤餅
     

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 上品な甘さの粒あんをつきたての餅で包み、淡い焦げ目をつけています。
 豊臣秀吉が「美味也」と称したことが名前の由来です。


 神代餅
(勢乃國屋)
     

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 天然のよもぎで作った草餅の中に程よい甘さの粒あんが入っています。
  よもぎだけで色と香りを出しているます。
 添加物不使用 


 
利休饅頭藤屋窓月堂
     

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 紅は小豆、白はうずら豆のこしあんがたっぷり入っている饅頭です。
 明治初めに伊勢の茶人達が千利休を茶会に招き、利休好みの饅頭を作りお茶の伴に用いるとその風味を気に入ったことが名前の由来です。

 
 
絲印煎餅播田屋
     
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 鶏卵、砂糖、小麦粉を使って薄く焼き上げ、表面に絲印の印影を焼き付けた煎餅です。
 明治天皇の伊勢神宮参拝の時に、献上菓子として創作されました。

 ういろ
虎屋ういろ
     
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 生ういろは自然な甘みともっちりした食感が特徴です。
 季節限定のものと定番のものの合計は36種類あります。


 玉城最中
野中屋
     
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 香ばしい皮の中にたっぷりのあんが入っています。
 皮に羊羹を流し玉城錦として販売していたが昭和二十年頃、より皮の香りを引き立たせるため、種をあんに変えました。


 
お城最中吉祥庵
     
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 田丸城を象った最中で、甘さ控えめなあんを香ばしい皮で包んでいます。
 歴史ある田丸城の面影を菓子で残そうと作られました。