餅菓子

もち菓子は米粉とか餅米とかで、中身は基本的にはあんこが多いようですが、いろんな種類があります。
ここでは4種類を紹介します。

              

 ★大福餅   ★桜餅   ★わらび餅   ★求肥餅

大福餅 

「いらすとや」より引用
 餅であんこを大福状に包んだものです。余った餅を使って作ることもできます。
室町時代後期には、大福の丸くふっくらした形がうずらの卵の形に似ていることから「うずら餅」と呼ばれていました。その後、腹持ちが良いということで「腹太餅」と呼ばれるようになりなした。それから「大腹餅」と変化し、「大福餅」で定着しました。



 関西と関東で多少分かれますが、ピンクの生地にあんこが入っていて桜の葉の塩漬けでくるまれています。桜の葉は食べられます。
関西風は道明寺粉を使った皮で包んだ饅頭のような見た目です。関東風は薄く焼いた生地で餡を巻くようにして作られています。
「桜餅」と一括りで呼ばれますが関西風、関東風で区別するときには「道明寺」、「長命寺」と呼ばれます。
右のイラストは関西風の桜餅です。



桜餅
 
「いらすとや」より引用
 
わらび餅

「いらすとや」より引用
 わらび粉に水を加えたものを火にかけて練り、冷やしたものです。最近は片栗粉が使われているのがほとんどです。
平安時代、醍醐天皇の好物だったと言われています。原料のわらび粉はわらびの根10kgから70gしか採れず、高価だったため、わらび餅は身分の高い人しか食べられませんでした。江戸時代にはわらび粉の生産がさらに激減し、くず粉を混ぜて作られるようになりました。



粉状の餅米に水や砂糖を足しながら練り上げて作る和菓子です。複数の製法があります。大福の皮などに使われています。
平安時代に遣唐使によって伝えられました。昔は「牛脾」や「牛皮」の字を使っていたが、当時日本では仏教思想から肉を食べることを嫌っていたため帝の命令で「求肥」の字を当てました。



 
求肥餅
 
「いらすとや」より引用


あなたはどんなもち菓子を食べたことがありますか。
おなかがふくらむお餅、食べ過ぎにはご注意を!