ヨハネスバーグ

都市構想

「スマート市民」及び「スマート医療」に特に力を入れ、ICTの進化によってアフリカ中に交通、政府、医療、エネルギーのインフラが発達し、デジタル化、ネットワーク化が進んでいます。「スマート市民」とは今後のIT時代に活躍する人材のことで、育成のためにICTリテラシーの普及と一般市民のWi-Fiへのアクセス促進に取り組んでいます。若者にテクノロジーに触れてもらう機会を提供する目的で「Jozi Education Digital Interns」という、才能を持つ若者に対して特別な教育を行うプログラムがあります。「スマート医療」とは、医療スタッフが患者のデータを即座に知ることができるもので、118の公立病院でその集中型電子患者記録システムが導入されています。



施設

ヨハネスブルクで最大級の規模を誇るツィモロホン(Tshimologong)のダリン・フォリン氏、ケンダル・マガマテ氏は「南アフリカ共和国のビットボーターズランド大学所有のインキュベーションセンターとして、2016年に創設された。現在23人の正規雇用者を有し、国内最大の経済規模を持つハウテン州政府、ヨハネスブルク市、国内の研究施設と密に連携を図っているほか、南ア通信大手テレコムや、シーメンス、マイクロソフト、IBMといった外国企業も重要な出資パートナーだ。現在は24のスタートアップが入居しており、うち10社がIT・通信関係だ。また、5社がオクスファムのEDPの支援対象企業だ。」と語っています。



歴史

アパルトヘイト政策が廃止された後、アフリカーナー居住区に多くのアフリカ系カラード(有色人種)が移住しました。しかし、多くのカラードが職を得ることができなかったため、一部の失業者により犯罪が多発し、市内の治安が極端に悪化した。しかし、白人や一部の時代の流れにうまく乗ったカラード達は、最も危険なダウンタウンから10キロ程度離れたサントン地区に移住しました。そこは経済の中心となっており、スマートシティとして発展を続けています。



日系企業との関係

ダリン・フォリン氏、ケンダル・マガマテ氏は、「日本企業と南アフリカ共和国のスタートアップの連携の可能性はもちろんあり、特に、専門知識・技術の移転、また、南ア企業が日本向けにソリューション提供する際に、日本企業と連携できるだろう。」と語っています。



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