日本と欧州の比較
日本のジェンダーギャップ指数は過去最低の121位(153カ国中)と、
先進国の中でもアジアの中でも最低順位でした。
比較軸となる経済、教育、健康、政治のうち最も世界平均と差が開いているのが、”経済”と”政治”でした。
一方、11年連続1位となったのはアイスランド。北海道より少し大きい面積に人口35万人の小さな国です。
なぜアイスランドがジェンダーギャップ指数不動の1位を取り続けられるのか、日本との大きな違いは何なのでしょうか。
アイスランドは、デンマークやノルウェーの統治下に置かれたのち1944年に独立を果たした比較的新しい国です。
また、ジェンダーギャップ指数同様、イギリスのエコノミスト紙が毎年発表している世界平和度指数ランキングでも1位の常連の国でもあります。
日本と比較してみました!
育休取得率
チームメンバーが作成。
アイスランドでは、法律で定められた9ヶ月の育休期間のうち、3ヶ月は母親のみ、3ヶ月は父親のみが取得可能。
残りの3ヶ月は両親のどちらでも取ることもできる、という政策を2000年から導入しています。
企業の女性役員比
チームメンバーが作成。
アイスランドではクォーター制度というものを取り入れています。
これは法律で男性・女性の割合を一定以上に定める「クォータ制度」を導入し、従業員50人以上の企業を対象に、女性役員比率を「最低4割」と義務付けています。
その結果、企業の役員や国会議員の4割以上が女性となっています。
国会議員の女性比率
チームメンバーが作成。
先述の役員比率の高さの背景にもなった「クォータ制度」の結果、企業の役員や国会議員の4割近くが女性となっています。
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