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アフリカの格差



今まで見てきた日本やアメリカの格差は、相対的貧困でしたね。
しかし、アフリカは世界規模でも格差が激しく、絶対的貧困の方が多いとされています。
ではなぜ、アフリカは絶対的貧困率が高いのでしょうか


原因その1:戦争

アフリカはいまでも内戦や紛争が絶えない地域です。
世界大戦時には植民地となり、先進国に勝手に国境を引かれたことなどから、独立後アフリカ地域内での国境争いが多発し、その結果現在も戦争が続いているのです。
この戦争により、食べ物が十分にいきわたらない・学校にいけないなどの様々な貧困の原因を生み出してしまっています。


原因その2:教育

上記に書いてある通り、戦争が起こると、兵として一般市民が戦闘に行くことが多々あります。中にはまだ成人していない15、6歳の青年も兵士となる場合もあるのです。
その結果満足な教育を受けることができず、大人になっても職に就けない、仕事が無いのでお金がない、という悪循環になってしまいます。


原因その3:医療

教育が受けられないことの影響は医療機関にも及んでいます。
教育が受けられなかった子供は進学がほとんどできず、医者などの職にはつけません。それによりアフリカは患者の数に対して医者の数が圧倒的に足りないという状況に陥っています。
また、治療を受けるお金がないため、治せる病気でも治療を受けられず亡くなってしまうことが多くなっています。



原因を見てみると、絶対的貧困の理由はいくつもの要因が積み重なっていることが分かりますね。
そのため、上記の原因の一つを解決したとしても、他の原因からまた悪循環が広がってしまい、なかなか世界との格差が縮まらないのです。