グローバル化と格差
各外国の所得格差を紹介する際にグローバル 「グローバル化」という言葉は生活の中で一度は聞いたことがあると思います。 グローバル化には自国の経済成長、発展に大きく寄与でいるというメリットがあり、近年、世界各国で進められています。 このグローバル化に向けた取り組みによって日本を除くアジアの国民総生産(GDP)は過去10年で3倍強に増加しました。 また、中産階級が誕生し一生のうちに所得が100倍になるような人々も存在します。 これだけの経済成長、発展の見込めるグローバル化はメリットだけが見られがちです。 しかし、グローバル化が進めば進むほどその裏で深刻な問題となっていくものの1つが格差です。
諸外国の格差の現状
実際、アジアでは中国、韓国、インド、シンガポールなどが著しい経済成長、発展を遂げる一方で政治や治安情勢が不安定な
アフガニスタン、軍事政権下のミャンマーなどは大きく後れを取ってしまっています。
格差は国と国の間だけでなく、同一国内でも大きな問題となります。
中国は、過去30年の経済改革によって急速な経済成長を遂げました。
しかし、この急速な経済成長により発展した都市部とそれに乗り遅れた農村部との格差は非常な大きなものとなり、
深刻な問題となってしまっています。
グローバル化によって進む急速な経済成長においても中国のような同一国内での大きな格差を生み出してしまう国が出てくると
考えられるのです。
格差は無くせる?
グローバル化のもとでは、自国だけでなく他国の問題にも向き合う必要があります。
世界各地における貧困や経済危機などを放置すればその国においてだけでなく世界的な危機につながっていくからです。
難民、移民問題などがその一例としてあげられます。
このようにグローバル化が進む時代では、より一層格差問題を国際問題として深刻にとらえる必要が出てくるのです。
では元々の原因となる格差をなくすことはできるのでしょうか?
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