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絶滅危惧種とは、「生息している数が減っていて絶滅の恐れがある生物種のこと」を指します。
ICUN(国際自然保護連合)が発表している世界の絶滅の恐れのある野生生物のリスト「レッドリスト」には現在 44000種類以上 (2024年5月18日現在)登録されており、日々増加しています。
生物のある種が絶滅すること自体は、地球の生命の歴史においては無数に起きてきた事ではありましたが、人間の活動がかつてないほど広がり大きくなった昨今では、人間の活動による種の絶滅も数多く発生してきています。
「別にどっかの知らん生物が絶滅したって知らんこっちゃない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。確かに遠いどこかの生物が絶滅したってすぐには影響はないでしょう。 ただ、長い周期で見たら私たち人間社会のあり方が影響を受ける可能性が高く、決して他人事と考えるべきではありません。
レッドリストとは、一言でいうと国際自然保護連合(IUCN)が作成する「絶滅危惧種の情報を記載した資料」です。基本的には約5年ほどの間隔で更新されます。 また、日本国内のレッドリストは、環境省・地方公共団体・NGOなどが作成しています。レッドリストの内容は随時更新されています。 2024年現在、全世界で44,000種類以上、環境省レッドリストには3716種もの生き物が記載されています。 レッドリストに記載されている生き物は動物(哺乳類・鳥類・爬虫類・両生類・魚類・無脊椎生物)だけでなく植物や菌類なども含まれ、地球環境を構成するほぼすべての生物が対象となっています。 絶滅危惧種は、レッドリスト内で絶滅のおそれが高い順で、以下の表のように9つのカテゴリーに分類されます。
レッドリストの目的としては、絶滅の危険性がある生き物を共有することだけでなく、地球における生物多様性を維持し持続可能な保護をすすめる、大事な指標でもあります。