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合成生態学
- 最近、話題になっておる合成生態学という分野に興味があるんじゃ。自然と技術を組み合わせて問題を解決するとは聞いておるが…なんのことやらさっぱりわからんのじゃ。
- 確かに難しいな。しかも、その本、逆さまに読んでるぞ…。
- な、なんと!気づかなんだ…これはいけないのう。
- ちょっと、おじいちゃん(博士)! 本当に大丈夫なの?そんな調子で研究者なんて名乗ってると、絶滅危惧種どころか普通のメダカすら守れないわよ!
- おじいちゃんだと!わしはまだまだ現役じゃぞ!
- 博士うるさい
- なんかわしにだけあたり強くない???けどぜひ、合成生態学について教えてほしいんじゃ。
- 仕方ないわね。じゃあ、まず合成生態学が何か教えるわ。自然と科学技術を組み合わせて、生態系の問題を解決する学問よ。わかりやすく言うと、自然を助けるために人間が頭を使って工夫するって感じね。
- 例えば合成生態学の中でも、合成微生物を利用する方法が注目されてるわ。例えば、汚染物質を分解するバクテリアを作るのがその一つ。
- 汚染物質を分解するバクテリア…?どうやって作るんだ?
- 遺伝子操作を使うのよ。例えば、石油流出事故が起きたとき、その石油を分解する能力を持ったバクテリアを作って放流するの。それで、汚染された水や土壌をきれいにするわけ。
- ほほう、そんなことができるんじゃな。環境修復には画期的じゃ!
- でも、そのバクテリアが自然環境に悪影響を与えたりしないのか?
- 良い質問ね。だからこそ、そういうバクテリアは寿命を短く設定しておいて、任務が終わったら自然に消えるように工夫されてるの。
- なんと、そんなことまでできるとは…。技術の進歩は驚くべきものじゃな。
- 他にも、サンゴ礁の白化を防ぐために合成微生物を使う研究もあるの。ストレスに強い藻類をサンゴと共に育てることで、温暖化の影響を減らそうとしてるのよ。
- すごい!それならサンゴ礁も守れるな!
- うむ。自然の力だけでなく、科学の力を借りることでできることが増えておるんじゃな。
- けど間違った方向に進むと、生態系全体を壊しかねないから本当に慎重に扱わなきゃいけないの。
- ほほう…それは責任重大じゃのう。研究者として慎重に進めねばならんのう。
- そう、だからおじいちゃん(博士)はもっと真面目に勉強しないとダメよ。
- おじいちゃんじゃと!?わ、わしはまだまだ現役じゃって〜。
- これさっきもやっただろ!
- 他のことも色々教えてもらってもいいかの〜?
- もちろんよ!
- ありがとうなのじゃ!。これからは気を引き締めて学ぶとしよう!
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