鷺宮皮膚科様インタビューを踏まえて見直した診断ロジック
鷺宮皮膚科様へのQ&Aインタビューを通して、SKINUの診断ロジックは、より現実的で無理のない判断ができるように調整されました。とくに、セルフケアで対応できる範囲と、医療につなぐべき段階を明確に分けることを重視しています。
医薬品・医薬部外品・化粧品の役割整理
インタビューの中で示された
- 「医薬品は効果が強く、本格的な治療は皮膚科が近道」
- 「市販品は効果がマイルドで、化粧品は予防と土台づくり」
という考え方をもとに、診断結果の分岐を整理しました。
- DEスコアが高い場合には、商品を無理にすすめるのではなく、皮膚科受診を案内する設計とし、セルフケアで対応できる範囲では、医薬部外品や化粧品の中から肌状態に合ったものを提案する形にしています。
ニキビの種類を踏まえた判定基準(NI・DEスコア)
「白ニキビ・黒ニキビの初期段階であればスキンケアで落ち着くこともあるが、赤ニキビや炎症がある場合は受診を検討する」
「数が多い、同じ場所に繰り返す、盛り上がって痛みがある場合は注意が必要」
といった具体的な目安を踏まえ、質問構成を調整しました。
- Cグループではニキビの種類や数を、Dグループでは頻度や部位、繰り返し性、跡の有無などを確認し、これらをNIスコアやDEスコアに反映させています。
- 最終的な受診案内は、複数の要素を総合して判断する形にしています。
洗顔と保湿の位置づけの整理(AU・SMスコア)
「洗顔は朝と夜の1日2回が基本」「皮脂を取りすぎると乾燥や刺激につながる」
「ニキビ肌でも保湿は欠かせない」という説明を受け、水分量(AU)と皮脂量(SM)の関係を意識した設計に調整しました。
- 洗顔料については洗浄力(clean)だけでなく低刺激性(mild)とのバランスを重視し、保湿剤では保湿力(moisture)やバリア機能(barrier)を評価軸として組み込んでいます。
生活習慣を含めた皮脂・ニキビの考え方
思春期特有の皮脂分泌や、睡眠不足、紫外線、汗、触るクセといった要因がニキビに関わるという点を踏まえ、診断では生活背景も含めて考える設計としました。
- Dグループの「疲れた時の変化」や「できやすい部位」に関する質問は、こうした生活習慣や外部刺激を考慮するためのものです。
商品選びにおける安全性の扱い(STスコア)
「高濃度成分を自己判断で使うのは避けた方がよい」
「高価なものが必ずしも合うとは限らない」
という注意点を踏まえ、敏感肌傾向がある場合には刺激の強い商品を避ける判定を加えました。
- STスコアが高いユーザーに対しては、刺激性が高い成分を含む商品にペナルティをかけ、無理なく使える選択肢が上位に来るよう調整しています。
この見直しにより、SKINUの診断ロジックは
「効きそうなものを勧める」仕組みではなく、「今の肌状態に合った行動を選ぶための判断材料」を提供する設計へと整理されました。
医師の視点を取り入れながら調整を重ねることで、ユーザーが安心して使える診断に近づいたと考えています。