8. 困難に立ち向かう >>STARBUCKSトップへ
1997年にはスターバックスの全社員数は35,000人になって、
アメリカとかカナダ、シンガポール、日本にお店を置く 大企業に成長していたんだよ。 |
|
すごいなぁ・・・。 | |
けどそこまで成長するのには、数多くの困難にぶつかっていったんだよ。 | |
たしかにここまでの話でも、スターバックスは
たくさんの問題に直面していたな。 |
|
その中で最も衝撃的な問題のうちの一つが、1997年の夏に
アメリカのワシントンDCにある店舗で起きた事件なんだ。 |
|
事件? |
7月6日に起こった強盗殺人事件だ。銃の発砲によって、
そこにいた従業員3人が命を落とした。 |
そんな恐ろしい事件が…。 |
ちょうどそのとき近くにいたスターバックス会長のハワードシュルツは、
事件から3時間後にワシントンDCに到着。そこにいた従業員の家族や、 他の従業員と一緒に時間を過ごしたんだ。 これって結構すごいことなんだよ?会長という 企業のトップにいるような人は、この事件への テレビの人や新聞社の人なんかへの対応をまず考えそうなものだけど 会長はまずこの事件に関係している人の心のケアを優先したんだ。 この人間らしい行動は全てのひとに、スターバックスが『人』を 第一に考える企業だという印象を与えたんだよ。 |
俺も働くならこういう企業がいいなぁ……。 |