動画一覧   FLASHアニメーション・図一覧   コラム一覧   サイトマップ

HOME物理分野から学ぶ > 天体の色

天体の色

天体には惑星衛星恒星の3種類があります。

惑星と衛星

惑星や衛星は、太陽などの他の天体の光を反射して光っています。
○火星・・・表面が酸化鉄で覆われているため赤い光を反射します。
○木星・・・メタンで覆われているので黄色い光を反射します。
○ほとんどの光を反射する天体(金星など)・・・反射元の光をそのまま反射します。
○地球・・・海と大気により青い光を反射します。

恒星

 自ら光を発する星を恒星といいます。恒星の色には波長と表面温度が関わっています。 表面温度が高くなるほど波長の短い青い光が強くなり、恒星は青白・紫のような色になります。 逆に、表面温度が低くなるほど波長の長い赤い光が強くなり、恒星は赤っぽくなります。 ちょうど、ガスコンロで火を点けたときに温度の高い部分は青くなり、温度の低い部分は赤くなることと 同じ原理でしょう。
 下の表は恒星の色、表面温度、スペクトル型、それらに当てはまる代表的な恒星をまとめたものです。
表面温度スペクトル型代表的な恒星
赤色3000〜4000KM型アンタレス、ベテルギウス
橙色4000〜5300KK型アルデバラン、アークトゥルス
黄色5300〜6000KG型太陽
クリーム色6000〜7500KF型カノープス、プロキオン
白色7500〜10000KA型シリウス、ベガ
水色10000〜30000KB型リゲル、スピカ
青色30000〜50000KO型オリオン座シグマ星
K(ケルビン)=℃+273    ※この数値に当てはまらない場合もあります。
スペクトル型・・・恒星が発する光のスペクトルによって恒星を分類したもの。
 

↑青い星
<クリックで拡大(別窓で表示されます)>