世界の半分以上の人たちは、水道を持っていません。
水道の代わりの地下水？いや、それすらも手に入らず、安全な水を利用できない人は世界に約11億人いるといわれています。
そのうち

5億7000万人がアジアに、

3億2000万人がアフリカに

いて、不衛生な水を飲まざるを得ない状況にあります。

国連は、「人間らしい生活を続ける」ために1日に必要な水の量を50リットルとしています。
飲料水として5リットル、衛生設備に20リットル、入浴に15リットル、炊事に10リットル。
この50リットルを手にするのがとても大変な地域が世界にはたくさんあるのです。
「蛇口をひねると水がいくらでも出る」ということがありえない場所が、たくさんあるのです。