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森林の伐採

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人間が生活するために森林は開発されてきました。20世紀後半に入り、それまでは温帯地域で続いていた森林の減少が、熱帯地域で急速に進んでいます。

下の表は世界の森林面積の変化を表したものです。
先進地域にはヨーロッパ、旧ソ連、北アメリカにその他の先進国として日本、ニュージーランド、オーストラリアが含まれています。

世界の森林の面積は、1990年から5年間に年平均で約1100万haが減少したとされます。これは日本の面積の約3分の1、北海道と九州を合わせたくらいの面積の森林が毎年消えていることを示します。
先進地域では農地や放牧地への植林が行われ、最近は森林の面積が少し増えていることがわかります。しかし、熱帯地域での森林減少量が高いため、世界全体では森林は年々減っています。

世界の森林面積の変化
森林面積 森林面積の年変化
(1995年) 百万ha (1990〜95年) 百万ha/年 年変化率 %
世界計 3454 -11.27 -0.32
内訳 先進地域 1493 +1.74 +0.12
開発途上地域 1961 -13.01 -0.64
うち熱帯地域 1734 -12.60 -0.72

FAO「State of World's Forests(1997)」

下の世界地図から、世界の緑の伐採に関する問題を地域別に見てみましょう。
色分けされている各地域をクリックして見てください。

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地図

では、森林がなくなってしまうとどのような影響があると思いますか?
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