ガン予防のための野菜

野菜の種類 野菜の原産地&ガン予防の成分について

たまねぎ

日本ではアメリカ主が多く栽培されています。にんにくやにらと同じねぎ属で、多くのイオウ化合物を含んでおり、ガン予防効果もこのイオン化合物に多く見られています。
にんにく 栽培の歴史は古く、古代ギリシャやローマで薬草として使われてきました。にんにく臭は、揮発性のイオウ化合物で、やはりガン予防効果の中心的成分です
トマト 原産地はペルーで、日本には明治以降に栽培されるようになりました。ガン予防に期待されるカロチンのうち、特に「ベータ・カロチン」とともに、赤色の「リコピン」を大量に含んでいます。
なす 栽培の歴史は千数百年にのぼり、日本ではすでに8世紀に記録があります。ガン予防には、なす特有のアルカノイド成分が期待されます。

ピーマン

原産地はブラジルで、非常に種類が多く、ピーマンはあまり辛みが強くないものを指し、辛みの強いものはタバスコとしてまとめられます。ガン予防に期待されるのは「カプサイシン」という成分とピーマン特有の「テルペン」などの香り成分です。
じゃがいも 原産地は南アフリカ、日本には16世紀末に伝わりました。アミノ酸の「チロシン」が多く含まれていて、じゃがいもを黒くする原因になります。
にんじん 原産地はイギリス、日本へは17世紀頃に伝わった。緑黄色野菜の中でも最も多く「ベータ・カロチン」を含みガン予防に大きな役割を果たしています。
セロリ エジプトで利用され、日本に伝わったのは明治以降です。ガン予防成分としては、特有な香気を示すテルペン類やフェノールなどがあげられます。
キャベツ ヨーロッパ原産で、日本で栽培されたのは明治以降です。ガン予防の成分と仕手は、香味成分である「イソチオシアナート」や「フェノール」、「ステロール」「インドール」など多くの成分が期待されています。
ブロッコリー ローマ時代に利用され、イタリアで重要な野菜として改良が加えられた。ガン予防に期待されている成分としては、キャベツと同じような成分を含んでいます。
カリフラワー 地中海沿岸原産で、日本には明治の初めにやってきました。ガン予防成分はブロッコリーと同じですが、ブロッコリーより成分は少なめです。
芽キャベツ ヨーロッパ北部が原産です。日本には明治の初期にやってきました。ガン予防の成分は、キャベツやブロッコリーとかわりませんが、それに加え「セレン」という成分も多く含んでいます。
きゅうり インド原産で、日本には中国を経てやってきました。ガン予防の成分としては、「フェノール」や「セテロール」などが期待されています。
にら 原産地は中国で、アメリカやヨーロッパでは食用にされていません。ガン予防として期待されている成分としては、においの素であるイオウ化合物やカロチン、クロロフィルなどがあげられます。
セリ

水生の多年草で、日本や中国で古くから食用とされ、栽培されています。春の七草の一つとされている。独特の風味を持っていて、その成分である「テルペン」や「セテロール」、「ベータ・カロチン」などに、ガン予防の効果が期待されています。

ダイコン 特徴的な成分として消化酵素「ジアスターゼ」が多く含まれています。辛みの成分はイオウ化合物「メチルメルカプタン」とイソチオシアナートであるといわれています。これらには、ガン予防効果も期待されています。
かぶ アフガニスタン原産で、日本でも1300年前から栽培されています。かぶの葉には、ビタミンCやカロチンなどが含まれているので、料理には大いに利用すると良いでしょう。ガン予防にはダイコンと同じ成分が期待されています。
カボチャ

西洋カボチャ、日本カボチャなどいくつかの種類があります。果菜の中でもっともデンプンを含んでいる野菜です。その他に、カロチンやビタミンCが多く含まれていて、「冬至にカボチャを食べる」という習慣も野菜不足に対する生活の知恵であると共に、ガン予防の点からも理にかなっていると言えるでしょう。

かんぴょう 夕顔の実を細長くむいて乾燥させたもので、干す前の実が甘いことで由来した名前です。日本では栃木県で最も多く栽培されていて、日本料理に広く利用されています。あまり食べ過ぎは良くありませんが、夕顔に含まれる食物繊維がガン予防効果を持っています。
ごぼう ごぼうを好んで食べるのは日本人だけのようです。昔は薬として使われてきましたが、最近では食物繊維に注目されています。主成分は「イヌリン」という多糖類で、免疫強化作用などが知られています。また、ごぼうの食物繊維は、発ガン物質に対する吸着力が強いことも明かにされています。
しゅんぎく ヨーロッパ原産で、向こうでは鑑賞用ですが、日本や中国、東南アジアでは食用に栽培されています。独特の風味があり、日本でも全国的に栽培されています。ガン予防には、豊富なカロチンやクロロフィルがあげられます。
ほうれん草 アジア原産で、日本では西洋、東洋種とその交配種が栽培されています。臭酸が多く含まれているため、カルシウムの吸収を低下させますが、ガン予防の成分としては、豊富なカロチンを始め、クロロフィルやステロール、フェノールが期待されています。
さつまいも 中央アメリカ原産とされていて、日本には17世紀頃にもたらされました。日本では1/3がデンプンの原料、1/3は飼料、1/3が食用とされています。ガン予防成分としては、ビタミンCが多く含まれているのが特徴的です。
サトイモ 原産地はマレーシア、インドネシアにいたる地方で、現地ではタロイモとして重要な主食です。ガン予防としては食物繊維やテルペン類など多く含まれているものに期待されています。