飛沫感染

飛沫感染とは?
咳やくしゃみ(直径0.005mm=5μm以上の粒子)を吸うことによって感染。一般的な風邪はこれによるもの。
空気感染とは、微生物存在する粒子の大きさが違う。
*くしゃみは1~2メートル飛ぶ。
飛沫感染がおこる場所・ケース
感染者がくしゃみや咳をした場合など。
飛沫感染により感染する病原体の例
ここでは、飛沫感染によって感染する病原体(ウイルス・細菌・真菌)の一例について取り扱います。
インフルエンザウイルス
動物の体の細胞に侵入し、ウイルスを複製する。そして爆発的に増殖する。一日に数十万倍に増幅する。
ライノウイルス
大人の風邪の3分の 1 はこれが原因。春と秋によく見られ、 鼻やのどのような気道に炎症を起こす。
RSウイルス
2014 年に観測史上最高の感染者数を出した。ほとんどの子どもが 2 歳までに 1 度は感染する。乳幼児が感染する呼吸器感染症
マイコプラズマ肺炎球菌
器具を介して伝染することが多く、抵抗力が低下しているときに感染しやすい。
ムンプスウイルス(おたふくかぜ)
潜伏期間1から2週間を経て突然の発熱や耳の下(唾液腺)の腫れ、痛みを起こす。合併症も引き起こす。
風疹ウイルス
感染者の咳によって感染。潜伏期間の後、発熱、発疹、リンパ節膨張を引き起こす。
溶連菌
子どもののどに感染しやすい。 高熱とともに、のどの痛みなどの症状が出る。合併症になりやすい。
髄膜炎
百日咳
水痘ウイルス

 

考えてみよう!

  • 飛沫感染を防ぐためには、どのような方法があるだろうか。
  • 飛沫感染がおこる場所やケースをさらに考えてみよう。

 

次のページでは「空気感染(飛沫核感染)」について見ていきます。