直径10メートル程度の天体の場合

直径10メートル程度の隕石は、たいてい大気中で燃え尽きてしまったり、破壊してしまったりする。しかし、落下スピードがとても速い。時には屋根を突き破ったりすることも。

直径50メートル程度の天体の場合

直撃落下した場合、直径約1300メートル、深さ約180メートルものの大きなクレーターが形成されると考えられている。

データ―

→バリンジャー隕石孔(アメリカのアリゾナ州)。1万年前に落ちたとされている。
  他



直径100メートル程度の天体の場合

落下しないで東京上空で爆発した場合でも、半径30キロメートル以上ものの地域が破壊されると考えられている。そして爆発音は半径約800キロメートルまで響くとされている。

データ―

→ツングースカ爆発(シベリア)。1908年6月30日上空で爆発を起こした。一瞬にして2600平方キロメートルもの森林が焼かれてしまっている。

このとき、爆発音はヨーロッパまでに鳴り響いたとされている。



直径10キロメートル程度の天体の場合

直撃落下した場合、半径100キロメートルものの大クレーターが形成される。しかし、爆風などによって大部分が破壊される。また、その影響は地球規模に及ぶとされている。

データ―

→セカンド・インパクト。6500年前、ユカタン半島に落下した。直径200キロメートルものクレーターが形成され、恐竜絶滅の原因の一つといわれている。

 ジャイアント・インパクト。約40億年前、大きな隕石が形成されたばかりの地球に衝突した。隕石は地球を突き抜け、それによって月が出来た。また、地球の地軸が傾いた原因の一つになっている。