給食を食べる女の子たち(WFP)
アフリカと言ってもアフリカ大陸は非常に広く、全域が飢餓で苦しんでいるというわけではありません。

しかし1999年には54ヶ国のうち14ヶ国で戦闘状況が続くといった現実があります。また異常気象による干ばつや森林の過度の伐採などで農業がなりたたなくなり、紛争とダブルパンチを食らっている国々も少なくはありません。

また現在、エチオピア・ソマリア・エリトリアなどといった国がある「アフリカの角」と呼ばれている地域では干ばつが長い間続き、農業に深刻な影響がでて約1340万人の人々が飢餓に苦しんでます。

<<アフリカでの飢餓の原因となること>>
内戦や紛争による民族・宗教・言語紛争
旧宗主国問題
地下資源(石油・石炭)をめぐる対立
クーデター
自然災害
農地の減少過放牧
過剰な森林伐採が起こす砂漠化
慢性的な水不足
貧困植民地時代の爪あと
教育問題
インフラの不整備


アフリカ大陸は昔、イギリスやフランスなどの国の植民地になっていました。それは民族や宗教・言語を考えずに地図の上に線を引き国境をさだめていました。そのおかげで同じ地域に違う民族や宗教・言語が入り乱れ、おたがいが正しいと思い、戦争などを始めたため、そこに住んでいた人々が暮らせなくなり難民として避難をしたが、食べ物がなく飢餓に苦しんでいます。そして、今となっても何箇所かではまだ戦争状態が続いています。

<<アフリカの紛争地域>>(ニュースで聞いたことがあるような国でしょ)
スーダン西サハラ地域エチオピア・エリトリア
ギニア・ビサウシエラレオネリベリア
中央アフリカソマリアルワンダ
ブルンジコンゴ(旧:ザイール)アンゴラ

給食の配給を待っている子供達(WFP)



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