事実!トロンボーンンの起源は、実はトランペットにあったのです!
大昔は、現在のトランペットと違い、「ナチュラル・トランペット」とい
って、なが〜い、一直線状のトランペットだったのです。
そして14世紀末に、「ナチュラル・トランペット」がS字型になります。
その名の通り、「S字型トランペット」!
15世紀に入ると、スライドさせることにより、吹管の長さを自由に変え
ちゃおう!ということで、「スライド・トランペット」が誕生しました。
「スライド・トランペット」では音程を自由に変えられるので、半音階が演
奏可能なり、とっても便利だったのです。しかし、後に「バァルブ・トランペ
ット」っというさらに奏法が楽なライバルが現れました!この「バァルブ・ト
ランペット」の登場により、「スライド・トランペット」はその存在を忘れ去ら
れてしまいます。
しかし「スライド・トランペット」はギブアップしたりしませんでした!「スラ
イド・トランペット」はさらに進化して「サックバット」となったのです。
この「サックバット」が現在のトロンボーンの原形といわれています。「スラ
イド・トランペット」は「バァルブ・トランペット」との争いをやめ、「トロン
ボーン」っという別の楽器に独立したのですね。「サックバット」は主に教会で
の演奏に用いられた神聖な楽器だったんですよ。それからというもの、「トロン
ボーン」は変身をつづけ、いまの形に至ったのです!
かつては教会楽器という、ちょっと敷居の高かった”お偉いさん”の楽器だっ
たわけですが、19世紀にはオーケストラや歌劇にデビューを果たします!
今ではジャズやらロックやら、色んなジャンルで活躍していますね。
このように「トロンボーン」には、血と汗の進化論があったのです!努力家「トロ
ンボーン」はその後も独自のカラーを発揮して、今もその温かな音で大勢の人々
を魅了しつづけています。
さぁ、これでトロンボーンの正体がお分かりいただけたでしょうか?
最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございました。