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優れた食材を切るための「まな板」!?

今でも日本料理には欠かせないのが「まな板」。まな板の歴史は古く、弥生時代(やよいじだい)までさかのぼります。弥生時代の遺跡から木製のまな板が発見されています。
「まな板」の言葉の意味は、「ま」は真と書き、「本当の」「優れた」などの意味があります。「な」はおかずのことを指しています。「まな」は「優れた食材」の意味で肉類を表しています。それを切る時に使う板を「まな板」と呼んだのです。まな板という言葉は平安時代初期には使われていました。
ちなみにまな板は「爼」と書くこともあります。この漢字の意味は生贄を捧げる供物台(くもつだい)、肉や魚を料理する台などの意味があります。

また「板前」という言葉は、まな板の前にいる人=日本料理の調理人というところから来ています。

昔のまな板の形は脚(あし)がついて、今よりももっと厚いものでした。現在と違い昔は座った状態で調理をしていたからです。また動物の骨をも断ち切らなくてはいけないので、自分の体重をかけて切っていました。そのために厚さが必要でした。
江戸時代には小型で脚つきのまな板が商品化され普及しましたが、最近では台所の立式化(りっしきか)にともなって脚がついていない、薄型のまな板が普及しています。
まな板の材料としては、硬すぎず、柔らかすぎない木材である柳(やなぎ)。銀杏(いちょう)、檜(ひのき)などが使われていました。しかし最近では、木のまな板は手入れが面倒などの理由から、プラスチック製のまな板が使われています。また厚さも薄く、大きさも小型化してきています。

昔のまな板
昔のまな板
今のまな板
今のまな板

ヒトコトメモ&カンソウ[担当:マチコ]
最近ではまな板のない家もあるそうです。台所の西洋化もあるのでしょうが、やはり「包丁」と「まな板」は日本の料理には必需品ですよね!根菜などは今の台所では切りにくかったりします。でもまな板があれば低いところで切れますね。数々の日本料理の基礎となっているまな板ですから、これからも使っていきたいです。
マチコ