温度感覚には、いろいろな段階がある。
冷たいと感じる温度では冷点が刺激され、暖かいと感じる温度では温点が刺激される。
ところが、熱いと感じる温度では温点だけではなく、冷点も刺激されている。
つまり、熱さは、温覚の激しいものではなくて、冷たさと暖かさが融合して発生するものなのである。
また、極端に低い温度や高い温度では痛点も刺激され、痛覚も同時に発生する。
熱くなったヤカンやドライアイスに触れたときに「熱い」とか「冷たい」だけでなく
痛いと感じるのは、温点や冷点だけでなく、痛点も働いているからなのである。
(熱くなったヤカンやドライアイスに触る事は危険なので、よい子はやめましょう。)
↑感覚点と温度感覚の関係
→皮膚のしくみ
→痛さを感じるしくみ(痛点について)