皮膚のしくみ



                                       『こどものずかん』より


人間の皮膚は表皮・真皮、その下にある皮下組織からできている。
真皮の部分には、神経の末端やその末端にいろいろな装置を持った触小体が分布していて、
感覚点を形成している。
また、人間の皮膚の表面積は、成人男子の場合約1.8u(畳1畳分くらい)、
重さにして約4.8sあり、体重のほぼ8%にもなる。


触小体と感覚点の種類(分布は全体の平均値)

 触小体の種類  感覚点 
 神経の自由末端  痛点 
 毛根の神経網  触点(圧点)  
 パチニ小体  触点(圧点) 
 マイスネル小体  触点(圧点)  
 クラウゼ小体  冷点  
 ルフィニ小体  温点 



皮膚の働き

@体から水分が蒸発するのを防いだり、内部組織を保護している。

A感覚器として働く。

1、痛点
痛さを感じる感覚。皮膚の表面の方にある。
→痛さを感じるしくみ

2、圧点(触点)
物の大きさ・粗密・形などを知る感覚。
皮膚の場所によって分布密度が違う。


3、温点・冷点
温点よりも冷点のほうが多く分布し、冷点よりも温点のほうが皮膚の深いところにある。
→皮膚の温度感覚


それぞれの感覚点で感じ取った刺激は、感覚神経から大脳へと伝わり、
「痛い」「冷たい」などの感覚が生じる。


B内皮の感覚点の分布密度

手の甲 指の腹
痛点 188  60〜95
圧点 14  100 
冷点 7.5  2〜4 
温点 0.5  1.6 


人間の体でも、場所によって感覚点の数や皮膚の厚さは違う。
人間の感覚点の中で一番多いのは痛点である。
また、人間の体で最も皮膚が薄いのはまぶたの上で、最も厚いのは手のひらと足の裏の皮膚である。