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■作者 作者かがわからないのです。 説はいろいろ あり、業平自身が 書いたものや、伊勢【19】という女房が語 っているから、歌人の伊勢の御という人が手をいれたからな どが あります。 また、いろいろな人が修正や増補をしたりし ているので、作者は断定できないといわれています。 |
■作られた年 |
■内容など この物語は、さまざまな恋愛談が中心になっており、ここにでてくる「男」の大部分のモデルは 在原業平【17】です。実際に業平が体験したであろうと思われるものも ありますが、大部分は業平にこじつけて描かれたものです。 在原業平は在五中将とよばれ、当時はとてもモテて、歌作りが上手く、美男子でした。また家柄もよく、祖父は |