アパート・集合住宅

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 日本における最も早いコンクリート集合住宅は、東京市営の古石場住宅です。これは1923年に完成しました。また、もう一つ有名な例として渋谷アパートメント(同潤会による)があります。こちらは1927年完成です。上の写真は、同じく同潤会の江戸川アパートのものです。このように、戦前から少しはあったものの、鉄筋コンクリートによる集合住宅が急速に定着したのはやはり戦後の公営住宅がきっかけのようです。

 木造住宅からコンクリート住宅へ。明治というある節目と同様、戦争も建築の歴史を変える大きな節目でした。

新しい構造へ

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