竪穴住居

 日本最古の住居として知られているのが、この竪穴式住居です。竪穴式住居とは、地面から50cmほど掘り下げ、直径5mほどの円形あるいは隅丸方形の平面で、4〜6本の柱を立て、梁でつなぎ、梁に垂木を立てかけ、草を葺いていたものです。現存している遺跡は竪穴の部分だけなので、上の木造部分の構造がわかるものはほとんどありません。

 写真の竪穴式住居はもちろん複製ですが、とてもよく表現されていると言われています。日光を取り入れるための隙間が作られ、工夫されていますね。竪穴住居は随分長い間親しまれ、東北地方に至っては室町時代の竪穴住居も知られています。床にベッド状に高くなった部分を持つものなども発見されており、当時においてかなり画期的な住居であったことがわかります。

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