酵素の発見
■胃液の消化作用の発見■
<レオミュールの研究 1752年>
体内での実験
@トビに金網に入れた肉を食べさせる。
↓
A(トビは消化しなかったものを吐き出す習性がある。)
吐き出した金網を調べる。
↓
B肉片が溶けていた。
☆この実験から、
胃には肉を分解する何かがあることがわかる。
体外での実験
@トビにスポンジを食べさせる。
↓
A(トビは消化しなかったものを吐き出す習性がある。)
吐き出したスポンジから胃液を集める。
↓
B胃液に肉片を浸す。
↓
C肉片が溶けた。
☆この実験から、
胃液には肉を分解する物質(消化作用)が含まれていることがわかった。
その後、1832年にスパランツァーニ(イタリア)らが他の動物でも確認し、
胃液は消化作用をもつことがわかった。
このような実験をもとに酵素が発見されていった。
それでは次にアルコール発酵をめぐる論争について見ていきましょう。