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ふたご座
ふたご座
-Gemini-
ふたご座
プロフィール
ふたご座は冬の代表的な星座です。ほぼ同じ明るさで並んでいるボルックスとカスト ルという2つの星が目印になります。兄弟星、めがね星などのさまざまな愛称で呼ば れ、親しまれています。また、星座の足元には星団があり双眼鏡でも見ることができ ます。

ふたご座の神話 - ギリシア神話より

お兄ちゃん思いのポルックス

  ギリシア神話ではこれをカストルとポルックスの双子の兄弟に見立てています。
兄のカストルはスパルタ王の血を引いていました。そして弟のポルックスは大神ゼウスの血を受けたため不死身でした。兄弟は一緒に様々な冒険で活躍しました。

   ギリシアのイオルコスの王子ヤーソンは、叔父ペリアスに王位を返して欲しいと 要求しました。腹黒いペリアスはコルキスにある金毛の羊皮を持ってきたら王位を譲ろうと難題を出しました。コルキスはとても行けそうにない場所にあったのです。 ヤーソンはコルキスへ行くために、50人の勇士をギリシア中から集めました。カストルとポルックスの兄弟やヘルクレス音楽の名手オルフェウスなどの有名な勇士がこれに協力しました。

   ギリシアを出発した一行は途中色々な危険に会いながらも、力を合わせて何とか切り抜けて行きました。ある時大嵐が起こり船は今にも転覆しそうになった時、オルフェウスは船のへりに立ってハープを奏で、神々に祈りました。するとカストルとポルックスの頭上に大きな星が一つずつ輝きだし嵐を鎮める力が与えられました。このことから双子の兄弟は航海の守り神として称えられるようになったといいます。

   船は無事に目的地に着き、金毛の羊皮を手に入れた一行はイオルコスへ無事帰ってきました。双子の兄弟はその後も冒険に挑んみ続けました。しかし仲間の裏切りに会い、カストルは命を落としてしまいました。後に残った不死身のポルックスは自分も死んで一緒になりたいとゼウスに願い出ました。こうして兄弟は半年を天上で暮らすようになりました。これは、ふたご座が冬から春にかけて宵の空でみられ、後の半年は見えないことから考えられた物語だと言われています。

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