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てんびん座
てんびん座
-Libra-
てんびん座
プロフィール
てんびん座は夏の星座です。黄道12星座はほとんどが生き物の姿をしているのに対し て、唯一道具を表す星座になっています。目立つ星はありませんが、くの字をしてい て、ズベンエリケマリ星は緑色の珍しい星になっています。

てんびん座 - ギリシア神話より

おろかな人間に愛想をつかしたアストレイア

てんびん座の天秤は、正義の女神アストレイアの持つ天秤だといわれています。死者の魂はこの天秤で測られ、その後の運命を決められました。

 人間には五つの時代がありました。
 最初の黄金の時代、人間は大地から生まれ、神々とともに大地の上で暮らしていました。神々の喧嘩を仲裁したり、幼い神に教えたりしていました。世界は平和で溢れ、天秤は正義に傾くばかりでした。
 しかし、黄金の時代が終わり、銀の時代になると神々が人をい作るようになりました。人々は弱者を苦しめ、争うことを知りました。これには、愛想を尽かして、神々もオリンポスへ引き上げていきました。しかし、殺人だけはしなかったので、アストレイアは人間を見放さず、正義に導こうとします。

 次の時代は青銅の時代。人々は殺し合い、親子兄弟さえ、その手にかけます。
 そして続くのは英雄時代。悪がはびこるものの、神々を父、母を人間とする正義の英雄たちが現れました。アストレイアは少し気を取り直します。
 しかし、鉄の時代になるといっそう悪がはびこりました。人間の暮らしは落ちぶれ荒れたものとなり、むごいことも平気でし、戦いを好むようになってきました。
 さすがに愛想を尽かしたアストレイアは、天にのぼっててんびん座となってしまいました。

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