Index>Top>地域別>日本>古都奈良の文化財>唐招提寺
 唐招提寺(奈良県)
日本にやって来た唐(中国)の僧の鑑真和上(がんじんわじょう)が759年に建てたお寺が唐招提寺(とうしょうだいじ)です。「招提」とは、四方から人々が集まり学問を究めるという意味で、鑑真が来日した理想を表しています。
唐招提寺の講堂は、平城宮にあった東朝集殿を東朝集殿を移築・改造したものです。

 鑑真和上  新しい文化を伝える  うちわまき
唐の僧のガン時は55歳のときに日本に渡ることを決意しました。5回渡航に失敗し両目を失明しましたが6回目の航海で日本の土を踏むことができました。754年ようやく66歳でならに着いた鑑真は日本の仏教に多大な貢献をしました。 鑑真が日本にもたらしたものは仏教の戒律だけではありません。
僧や建築家、仏像作者、医学や苦学、音楽など優れた人材も一緒にやって来ました。こうして新しい文化が日本に伝わりはじめました。
毎年5月には「うちわまき」が催されます。古代の高僧の故事に由来するハート型をしたうちわが高台より参拝者に向け撒かれます。このうちわは拾えた参拝者から縁起物として、非常に喜ばれています。
  日本

鑑真和上が建てた寺
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

▼文化遺産 1998年登録

▼唐招提寺金堂は
2009年まで解体修理中

▼鑑真は、井上靖の小説『天平の甍』で有名