溶岩流

【溶岩流の特徴】
溶岩とはマグマが液体状のままで地表に流れ出たり、地表の近くまで貫入したものをいいます。溶岩の最大の特徴は、液体のため流れたり吹きあがったりすることです。液体の溶岩は地表に出た地点から標高の低い方へ流れます。溶岩の流れ方は粘性によってきまり、
粘性が多いいほどドロドロと流れ、小さいほどさらさらと流れます。

【溶岩の種類】
岩石には大きく分けて「玄武岩」、「安山岩」、「デイサイト」、「流紋岩」の4つに分けられ、前から順に白っぽい色になっていきます。

【予想される被害】
-
人命への被害-
溶岩流は流れがさほど速くないが、1000℃を超すような高温のものもあるため、飲み込まれればひとたび命を失うことになります。また、街を一気に覆ってしまうため経済的被害が甚大なものとなります。しかし溶岩流はきちんと避難をすれば、人名は100%避けられる被害であります。

【代表的な被害例】
1669年イタリアのエトナ火山が噴火した際、カターニア市に大量の溶岩が流れ3000人を超す犠牲者がでました。同じエトナ火山で1983年、ロープウェーの発着所やレストランが溶岩流によって埋没するという事態が発生しました。

Back  ▼Next

TOPICS
・・・・・・・・・・・・・・・・・


粘性
粘り気を表す言葉であり、粘性は温度と化学組成によって決められます。温度が高いほど流れやすくなり、低いほど流れにくくなります。これは、温度が高いほど原子の振動が激しくなり、溶岩全体が流動しやすくなるからです。また、温度が低くなると振動が減り、動きが鈍くなるからです。