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MANDARA10について

社会課題を可視化することができるMANDARA10の使い方とそのポイントは?

私たちがMANDARA10を利用して探究活動を行う中で培った使い方や、こだわりを紹介します。

地図作成の手順(1~5)

1エクセルデータの作成
 MANDARA10のホームページから、エクセルのテンプレート (日本地図なら都道府県名や人口が、世界地図なら国名や地域名が、予め入力されています) をダウンロードし、地図にしたいデータを打ち込みます。

2エクセルデータをコピー
  ワークシート全体を選択し、コピーします。

3データの取り込み
 MANDARA10を開き、クリップボードから貼りつけを選択します。

4地図表現方法の選択
 データ表示モード>単独表示モード>データ項目から、エクセルデータの中で地図にするデータを選択します。 地図にする方法は、階級区分モードのペイントやハッチ、記号モードの大きさや数から選ぶことができます。
 描画をクリックすると、地図が表示されます。
ポイント <表示方法>
 私たちは、絶対数を表すときは、円のサイズ、割合を表すときは、色の変化を用いました。 熱中症搬送者数と10万人あたりの熱中症搬送者数が混同しやすいため、視覚的なイメージが数と割合の区別の助けになるよう、工夫しました。
(例)

ポイント <色>
 熱中症搬送関連の地図は赤の濃淡で表現しました。赤は危険、暑いというイメージを活用しました。 また、気象条件である気温は、高いと赤、低いと青、というイメージに基づき色分けをしたのが工夫点です。
(例)
このように、地図にする際は一つ一つの要素に意味を持たせることを心がけました。

 MANDARA10を使えば、様々な要素を重ねることもできるんだ。なぜそれを使用しなかったの?と不思議に思われるかもしれない。私たちはあえて、重ねることをしなかったよ。その理由は、このWebを見てくれる人に熱中症を探究した私たちと同じ視点で地図を見てほしくなかったから。熱中症の課題解決の一つは、知って考えることだと思うから、自由な視点で見比べてもらえるような地図の作成方法にしたよ。私たちの考察は考え方の一例として、参考にしてほしいな。

5表示された地図を見て、細部を調節する
 文字サイズ、配置、凡例、欠損値などの表示を設定します。

ポイント <タイトル>
 何を表すグラフかが一目でわかるように、タイトルをつけました。
ポイント <世界地図の投影法>
 世界地図は、正積図法である、エッケルト第4図法を利用しました。 オプション>投影法変換で変更できます。

 ソフトを使うことで、手間が省けるのが何よりのメリットだよね。手書きだったら、何度も作り直せないし…。思い通りの地図が作れず、1つの地図を10回以上作り直すこともあったけど、エクセルデータがベースだから、理想を追求して、妥協せずに作れたかな。

補足

より詳しい使い方を知りたい人はこちら(PDF)
本校1年生のグローバル地理の授業で配布されたマニュアルです。