バイト体験記

ここでは、実際に学生のうちに働いている人の体験談をまとめています。様々な事例があるので、実際に働くときの参考にし、働くことをより身近に感じていただけたら幸いです。

メンバーの体験記

バイトを始めたきっかけ

楽器を始めるにあたりお金が必要だったこと、学校ではできない経験を積むこと、労働を扱うサイトを作るうえで実際に働く経験をしたほうが良いと考えたこと、以上三つの理由からアルバイトを始めることを決めました。バイト求人サイトを利用して、部活等の日程を加味したうえで具体的には

の三点を中心にバイト先を決めました。

時間の管理

バイトを始めたうえでまず直面したのが時間の問題です。働いているのが17:00~21:30なので、出勤する日は家に帰るのが22:00頃となります。寝る時間はどうしても遅くなりやすく、これは今でも対処に困っています。課題等をするにも計画性が以前よりも求められるようになりました。

学業との両立

バイトを始めた直後は生活リズムの急な変化があったこと、不慣れであったことからうまく勉強の時間を作り出せず成績が若干下がってしまいました。二か月ほどが経過すると徐々に生活に慣れ、成績も再上昇しました。そうはいっても使える時間は当然減っているので、授業時間での吸収はより重要となりました。

バイト経験者へのインタビュー

直接インタビューをすることに同意してくださった方々に体験談を伺いました。

質問項目:

  1. やっていたバイトの業種は何ですか。
  2. どのくらいの期間でバイトをしていましたか。
  3. バイトをはじめた動機は何ですか。
  4. バイトをやってよかったと思うことはありますか
  5. バイトをやらなければよかったと思うことはありますか。
  6. 他人に自分の職場を勧めますか。
  7. 学業との両立はできましたか。
  8. 高校生がバイトをすることに賛成ですか。

Aさん(在校生)
1. 飲食業
2. 2018年の7月から9月まで
3. 夏休みで時間があったから。お金を得たかったから。
4. 接客業は対人の仕事が好きなので楽しかった。まかないがおいしかった。
5. 初めて仕事をしたので体力的につらかった。また学問との両立が大変だった。
6. ブラックでないのである程度は進められる。接客が好きならかなり勧められる。
7. 自分はできなかった(宿題やっていなかった)。
8. その人の状況による。自分は生半可な理由からバイトを始めてきつかったので、バイトを始める際には何を目的とするかが大事だと思った。

Bさん(在校生)
1.衣服卸売業
2. 2018年の7月から9月まで
3. お金が欲しかったから
4. 接客がうまくなったこと。下手ではあるもののレジ打ちができるようになったこと。
5. シフトを増やしてもらってよいかを聞かれた際に、他のアルバイトが皆上司であるため、断り切れなかった。また上司に怖い人がいた。
6. 大変だけど勧める。時給が良い。客の治安がいい。
7. 週2からかつ夏休みだったので、シフト提出も勉強の計画も立てられたらいけたのでは。
8. お金が欲しければやってもよいと思う。しかし学業に支障が出そうだったら、すぐにシフトを減らすべき。

Cさん(在校生)
1. 飲食業
2. 去年の9月から今まで。11月と12月は学業が忙しいため休み
3. お金が必要だったため。社会経験をしたかったかため。心機一転したかったため。体力がほしいため。
4. バイト先で学校とは違う層の人と関わることができたこと。同じ学校に属する人間はある程度近しい部分があり、多様性に乏しい部分が否めない。しかし、バイトの同僚にはバックグラウンドが異なる人がたくさんいて多様性に富んでいると思った。そのため、バイトをすることによって自分の世界が広がったと思う。また店長が若いこと。バイトの人数が足りているため、休みやすいこと。2か月間の休みをあっさり取ることができたこと。恵まれている。
5. 人間関係が難しい。
6. もし自分が勧誘した事実が付きまとうのであれば、バイト内で立場が弱くなりかねないのでおすすめしない。職場自体は環境は整っているので勧められると思う。
7. 休みを得られたので両立はできるし、入る時からたくさんシフトを入れられないという旨は伝えた。休みはそこそこもらえている。
8. お金の必要性と社会経験の必要性は人によるため、やりたければやればよい。あまり校外の人とかかわらないなど狭い環境にいる人は世間が広いと思えるのでおすすめ。

Dさん(在校生)
1. 飲食業
2. 4月から
3. 飲食業をやってみたかったから
4. お金がもらえること。店長が「帰りたい」と発言するなどアットホームであること。6割引で食事をできること。
5. ブラックな職場であること。
店長も非正規雇用者。本来正社員が本社から店長として派遣されるが、パートリーダーが実質的に店長として働いている。バイトの給料が正社員の半分であることと、人手不足が原因として考えられる。また、正社員査定のシステムはおそらく存在すると思われるが、その査定を行う正社員すらも派遣できないのではないかとも推測できる。
6、7月頃に、店舗が慢性的な人手不足であるため休めず、店長(パートリーダー)が14連勤した。その店長は店のグループラインで休みたいと不満を漏らしていた。
店を運営するために必要な特定の人数が集まらないことを「マイナス」と呼ぶ。例えば4人シフトに入る必要があるのにもかかわらず、3人しか働けないような状況がこれに該当する。マイナスが生じると「マイナスがあります。来てください。」と連絡が回ってくる。ここで働くことができる人が名乗り出ることで、マイナスを解消する。このマイナスが頻繁に生じてしまうほどの慢性的な人手不足に陥っていて、忙しい時にも出勤せざるを得ないこともある。自分が欠勤する際には代理を見つけなくてはいけない。これは多くのバイト先でも同じだと思うが、人手不足ゆえになかなか見つからない。そのため、飲食業なのにもかかわらず、体調不良なのに出勤したことが過去に何度もあった。
本来18時までのシフトでだが、シフトが延長され21時までになることが頻繁に起きる。このシフトに入っている従業員には主婦が多いため、帰宅できないと家庭に支障をきたす恐れがあると思う。
飲食のホールは即戦力であるべき。物覚えがよい人が良い。仕事ができなかったから特にあたりが強かった。
6. 人に自分の職場を勧めないが飲食業の世界をを知りたいならバイトをしても良いかと思う。高校生が少ないので自分としては大歓迎。
7. どちらともいえない。
8. 勧める。 社会にはいい人がいると実感できる。 普段行っている店の仕組みを想像できて興味深い。 お金が入ること。バイトの給料は社会人の給料と比べるととても少ない。しかし、社会人になる前に「稼ぐ」感覚を知ることができる。 手を抜く大切さを知ることができる。真面目にこなすことは大切であるが、生真面目すぎると自分自身が持たなくなってくる。そのためバイトをすると必然的に手を抜くこととその大切さを知ることができるのではないか。 自分の適性を知ることができる。バイト内容が自分に向かなかった場合は似たような業種を将来避けられる。

また、現在、派遣でのホテルのウェイターをしている。先に挙げたバイト先と比較してとても楽なうえに賃金が高い。

Eさん(在校生)
1.スーパーマーケット
2. 去年の12月
3. お金が欲しかったから
4. やることが簡略化、流れ作業で楽/同僚と仲良くなれた
5. 特になし
6. 勧めない。他の接客業のほうが条件が良いと考えられる。
7. できたと思う。
8. やりたいのであればやれば良いと思う。

Fさん(高校生・他校)
1.コンビニ
2. 2018年7月から現在まで
3. 休みが長かったから
4. いろいろな事を体験出来たこと、他の人とコミュニケーションをとる機会が増えた事
5. 特になし
6. 根性のある人になら進められる
7. 勧められる
8. 基本的には出来ると思ったが、テスト期間は難しかった。

Gさん(高校生・他校)
1. コンビニを複数箇所
2. はっきりと期間は覚えていないが5ヶ月程
3. 楽器を買うための資金が欲しいから。経験上、駅前、大通り沿いの店舗は比較的時給が高い。
4. お金が手に入るところ。高校に入学し、活動域が広まりお金使う機会も増えたため、バイトしないと金銭的にとてもきつかった。だからこそお金受け取ったときの喜びはひとしおだった。また、周りとバイトの話題になった時に話のネタに困らない点は得をしたと思った。
5. 良い職場は本当に高校生の立場を理解してくれてテスト期間中休ませてくれるなど待遇良くしてくれる反面、「高校生=社会を理解してない」ことを悪用される場合も考えられる。自分自身その経験はほとんどしていないものの、周囲の話聞くと相当あるそう。
6. コンビニはおすすめは出来ない。
駅前のコンビニなどでは、忙しくて仕事を覚える前に客からのクレームがくる場合や、職場の人から嫌味言われたりでメンタルえぐられる場合がある。しかし、ちゃんと人間関係や客との関係を上手く築けたら、あながち悪い職場ではないかもしれない。
7. お金貰えるうえに勉強にもなるので勧める。
8. バイトをして成績が下がるといったことは特にないので両立は可能だと思う。

Hさん(本校卒業生)
1. 接客業
2. 2019年2月から現在まで
3. 社会経験がしたかったから
4. 社会経験ができたこと
5. 特になし
6. 勧める。良い職場だから。
7. できた。
8. やりたい人はやればよいと思う。個人の自由。

Iさん(本校卒業生)
1. ドラックストア
2. 2019年5月から現在まで
3. お金が欲しかったから。
4. 顧客に声がよいと褒められたこと。ブラックな職場でないこと。
5. 他人に強制されることが苦手なので、自分自身が「強制」の塊である労働に向いていないと感じる。
6. 規律がしっかりしている。規律通りに動けばトラブルは基本的に起きない。
7. できている。
8. 働くこと自体は精神衛生上良いと思う。自分のお金を自分で使う幸せは大きい。あまり勧めない。あくまで勉強が本分。

Jさん(本校卒業生)
2015年から16年にかけてコンビニでバイトをしていた。
木曜日にバイトを終え、次の出勤日である土曜日にバイト先へ行ったら「差し押さえられている」という旨が書かれた紙が貼ってあった。パートリーダーのような人に電話をすると、その人も今の状況をきちんとつかめていないこと、どうやらコンビニが倒産したということを教えてくれた。後日失業者を支援する機関から連絡があり、滞納分の6、7割ほどを払ってもらえることになった。

インターンの体験談(Jさん)

もともと、大学と企業が連携しており、企画コンペで「リアル脱出ゲーム」を提案した。事業化できそうだったため、コンペティションに受かり、インターンを始めた。派遣先は新事業を行うための子会社だった。半年間かけてリアル脱出ゲームを作り、無事成功させた。インターンは生徒同士で行ったため、たびたび衝突が起きた。特に、自分自身は年下だったため、言いたいことを言えないこともあった。また、長期インターンは安い労働力として使われることもあと学んだ。自分がやったプロジェクトは成果報酬制で、時給換算すると賃金は決して高くない。しかし、良心的な会社だったため、賃金を決めるにあたって、会社側も労働時間も考慮してくれた。