皆が得する！？エコロジーセンターのしくみ

私たちの行っている食品のリサイクルは、色々な人たちの役に立っているんですよ！

そうなんですか？

うちの会社が作っている飼料は「リキッド発酵飼料」と言って、一般のトウモロコシを使った配合飼料と違い、液体状なんです。

どうして液体なんですか？

液体にすることで、多くの利点があるからなんです！

すごいぞ！「リキッド発酵飼料」の秘密

１．安い

飼料を作るのに使われる水分も、すべて廃棄された牛乳やヨーグルトなどを再利用。

水道代を抑えることができます。

さらに、燃やさないため燃料費もかかりません。

一般配合飼料の半分の値段に！

２．養豚場の臭気を抑制

配合飼料より消化効率が良いことで、ブタの糞尿のアンモニア臭を削減！

３．疾病率を低下

飼料に含まれる乳酸菌の働きで、ブタの免疫向上や整調作用を期待できます。

さらに粉鹿が生まれず、飼育する人々の肺炎なども防ぐことができます。

健康なブタと、畜産農家での労働環境の改善に役立ちます！

４．おいしくなる

リキッド発酵飲料は、配合飼料に比べて多くの「オレイン酸」が含まれています。

「オレイン酸」とは、油の一種で豚肉を柔らかくします。

さらに、発がん抑制や悪玉コレステロールの減少、お肌をきれいにする効果もあり、健康に良いといわれています。

肉質が良い、ヘルシーなお肉に！

日本フードエコロジーセンターで作る資料を初めて使った方のお話です。

私は伊勢原市でブタを育てています。
しかし混合飼料の値段が上がり、５０年前には１６０戸あった周りの養豚場は次々となくなってしまいました。
私自身、経営に限界を感じ始めていました。

そんな時に出会ったのが、このリキッド発酵飼料です。
安い上に廃棄物から作っているため、トウモロコシから作る混合飼料より値段が変わりにくくて安心です。

さらに、リキッド発酵飼料のオレイン酸という肉質をよくする成分のおかげで、「おいしい」と言ってくれるお客さんが増え、リピーターも増加。
ついにはブランド化にも成功してほかのお肉より高い値段で売れるようになりました。
百貨店でも売ってもらえるようになったんですよ！

様々な面で農家を支えるリキッド飼料。

ブランド化されたお肉、「優とん」を実際に食べさせてもらいました！

とっても柔らかくておいしかったよ！

肉汁がとっても甘い！
普通のお肉より安い飼料から、普通よりおいしいお肉ができるなんてすごいね！